幻聴を消した絵画 2023年01月23日 東京で開催された絵画展での話です。 その婦人は「花の絵が欲しいと思って来ました」と言いながら会場を回りました。 油彩画や版画、そしてその展示会の招待作家である朴芳永(パク・バンヨン)画伯の韓紙に墨とアクリル絵の具で描いた作品など、100点ほどが展示されています。 婦人が足を止めたのは、朴芳永の「紅梅」を描いた作品です。ミニチュアサイズの色紙に描いたもので価格は4万円ほど。 気…続きを読む
「生きていてよかった」と思った絵画 2023年01月14日 先回は「自殺を思いとどまらせた絵画」のエピソードでしたが、今回は「自殺しようとして未遂に終わった女性が生きていてよかったと思わされた絵画」のお話です。 東京に住むその女性は独身で30歳くらいです。絵画展の会場で1点1点の絵に目を落としながら見て回っていましたが、ある絵の前で足が止まりました。そして、その絵を眺めながら涙をぬぐっていました。 絵は今永清玄画伯が描いた「フクロウ」の絵でし…続きを読む
自殺を思いとどまらせた絵画 2023年01月08日 ●ある修道士 イタリアのカプチーノ修道会は歴史と伝統のある奉仕修道会です。カトリックの総本山であるバチカンを霊的に支えているのは、イタリア国内やヨーロッパ各地にあるこうした修道会だといいます。 今回はこのカプチーノ修道会の韓国人の元修道士が1枚の絵画によって自殺を思いとどまったというお話です。 彼は韓国で「天主教」と言われるカトリック教会で活動していましたが、イタリアに…続きを読む